
皆様の会社では、「Slack」や「Chatwork」、「Discord」などのビジネス用コミュニケーションツールを活用していますでしょうか。
いまやビジネスシーンにおいて、社内職員同士の連絡手段として電話やメールは時代遅れ。スマートフォンの普及に伴い、セキュリティ性が高く、気軽なコミュニケーションが取れるツールは、業務スピードを爆速させる為に導入が必須になりつつあります。
大手企業においてもこうしたツールの利用は促進されており、変化の激しい時代において、いつでもどこでもコミュニケーションできる事は大切なことになっています。
今回は、筆者が勤務する会社で有効的に活用されているコミュニケーションツール「Slack」についてご紹介いたします。
Slackとは
「今すぐ対話ができるが一対一の連絡手段である電話、すぐには確認できないが全体発信ができるメール、その間に位置しているのがコミュニケ―ションツールです。
近年様々なコミュニケーションツールが開発されていますが、Slackは、アメリカの企業が提供しているビジネスチャットツールです。
チャットツール「LINE(ライン)」のようにチャット形式でコミュニケーションが取れるツールであり、パソコンやスマートフォンなどあらゆるデバイスで利用できます。また、音声通話に対応しているのも一つの特徴です。
さらに、現在では「Panasonic」「スターバックス」「メルカリ」など、国内外のさまざまな大手企業で活用されています。
Slackを導入するメリットは?
ここでは、私が所属する会社でSlackを導入して感じたメリットをご紹介します。ぜひこれを見てSlackの導入をご検討ください。

過去のコメントを検索できる
Slackを導入すると一人一人にアカウントが付与されるため、多量のメッセージのやり取りが生まれます。その際「あの時のやり取りってどうなっていたっけ?」「いつ記録したんだっけ?」といったメッセージ迷子になる事も。
そんな中、Slackは過去のコメントを検索し表示する事ができるのです。アップロードした送信ファイルも検索する事ができるため、探す時間を短縮する事が出来ます。
ただし、無料版を利用しているうちは、メッセージおよびファイルの表示制限やデータの保存期限や連携アプリのインストール制限などがあり、注意する必要があります。
当面は無料版を利用し、必要に応じてメリットを感じていけば有料版にアップグレードする方が良いかと思います。
メッセージスレッド内でやり取りができる
Slackは、ビジネスシーンでの利用を想定されているため、グループチャットが基本となります。グループチャットでは様々な会議の日程調整や内容の確認等が行われます。
そのため、一つのメッセージをスレッドとして、そのコメントに対する返信はスレッド内で行う仕組みになっております。これにより、どのメッセージに対する返信なのか自然に把握できるようになります。
LINEのような一対一が想定されたチャットツールでは、実現できなかった便利な仕組みとなっています。
ファイルを共有
Slacfkは簡単にファイルが共有できます。
Slackでは最大1GBのファイルをメッセージから送信可能。メールよりも大きなファイルでもアップロード可能なのが特徴です。
また、過去に送ったファイルの一覧を見たり、連携によりGoogleドライブから直接アップロードする事も可能であり、ビジネスシーンにおいて非常に有用なシステムとなっています。
音声・ビデオ通話に対応している
Slackの「Slackコール」で音声やビデオでの通話ができます。
音声・ビデオ通話を活用すれば、リモートワークでも直接の会話ができます。ただし、無料プランでは個人・グループチャットともに制限があるため、複数人で利用する場合には有料プランへの移行を検討してください。
私の会社では、ZOOMやMicrosoft Teamsなどで無料ビデオ通話システムの充実もあり、「Slackでビデオ会議」は浸透していないのが現状です。
外部Webサービスと連携できる
Slackは外部WebサービスとAPIを用いて機能の連携ができます。
例えば私の会社では、会社のFAX受診があった場合、自動でスキャンしたPDF資料がSlackに通知・表示されます。いちいち、複合機まで資料を取りに行くことはありません。
また「Google Apps Script」通称GASとの連携もでき、プログラミング技術を活かす事で、様々な業務の自動化、連携を行うことができ、業務効率化につなげることができます。
最近では話題のchat-GPTとの連動も発表されました。チャットGPTの開発企業である米オープンAIと組み、投稿の要約や返信の下書きをAIで自動作成できるようにしたものです。現在は試験版の申し込み受け付け段階なので、今後ブログ内でも話題をお伝えいたします。
Slackと類似しているコミュニケーションツール
Slackと類似しているコミュニケーションは他にもあります。
- LINEワークス
- CHATWORK
- Googleチャット
- Microsoft Teams
私の会社では、さまざまなツールを検証しましたが、無料版であっても充分利用可能なツールということ、年配職員でも簡易的に利用でき障壁が少なかったこと、メッセージ管理がし易いことなどを理由に「Slack」の導入を決めました。
上記以外にも様々なチャットツールが開発されていますので、一度お試しされてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、「Slack」の基本情報やメリットについて解説いたしました。
Slackは工夫次第で色々なことができます。またプログラミング技術があれば、外部サービスとの連携機能も豊富であるため、ビジネスシーンでの活躍の幅は無限に広がります。
ぜひ、皆さまの会社なりの活用方法を見つけてください。
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