議事録作成が自動化!?会議が変わる!AIを活用した高品質なノイズキャンセリング「Krisp(クリスプ)」機能アップデート

 近年、自宅や外出先のカフェ、サテライトオフィスなどでWeb会議が盛んにおこなわれるようになり、会議の在り方も変わってきた。そんな中、Web会議を行おうとした場合に、Web会議を快適に実施できないといった課題が出てきているという。その理由は、生活音やカフェに流れる音楽、周囲の人の話し声といった環境音によって会議相手の声が聞こえづらくなるためだ。

 そのような環境の場合、会議の議事録の作成もままならず、何のための会議だったのか・・・となることもしばしば。

 今回、近年話題のchat-GPTのAI技術を活用した高品質ノイズキャンセリングと機能アップデートにより加わったAI議事録自動作成機能について徹底解説していきます。

 また、最後に今すぐ使えるAI自動文字起こしサービス「WITH TEAM」をご紹介いたします。

「Krisp(クリスプ)」とは

 昨今では、テレワーク、モバイルワークなどを行うケースが増えています。また、ノートPCで議事録をとる際には、キーボードのカタカタという入力音や資料のページをめくる音、咳払いやくしゃみなどの雑音で会議に集中できないといった課題も多く聞かれようです。

 今回解説する「Krisp」は、Web会議で課題になる音声品質を改善し、快適なコミュニケーションを実現させるアプリケーションです。ヘッドセットやマイク/スピーカーなどのハードウェアに採用されている、騒音を打ち消す技術を用いたノイズキャンセリング機能とは異なり、ハードウェアから入力された音を人の声と騒音に分解し、人の声のみを送受信できるようにする独自技術を用いているとの事。

 このため、ノイズキャンセリング機能を持たないヘッドセットやマイク/スピーカーを用いても、快適にコミュニケーションを実現可能なのです。SalesforceやIntelへの導入実績があるほか、米国を始めとした世界150カ国以上、3万人を超えるユーザーに利用されています。

 なお現時点で、V-CUBEやSkype、Google Hangout、Zoomなど、600を超えるアプリケーションとの動作検証が完了しているため、安心して利用できるアプリケーションとなっています。

AI自動文字起こし機能を追加

 Krisp Technologiesは3月30日、同社のPC向けの音声ノイズ除去アプリ「Krisp」にAIによる自動文字起こし機能を追加したと発表しました。ウェブ会議の文字起こしや要約などに対応。プラグインを使わず幅広い通話アプリで利用可能です。

プラグインなしで多くの通話アプリに対応

 通話内容の書き起こし機能には、「ChatGPT」で知られるOpenAIの技術を活用。書き起こしに加え、会議内容の要約(長文・短文の2種類)、フォローアップ内容の記録、カレンダーと連携した会議メモの自動共有などの機能も備えています。

 通話音声の取得には仮想マイク・スピーカー方式を採用。Krispの音声入出力に実際のマイクやスピーカーを、通話アプリの音声入出力にKrispの仮想マイク・スピーカーを設定することで、通話音声がKrispを経由するようになる仕組みです。

 「Zoom」や「Skype」など600を超えるアプリに対応。利用できる通話アプリが限定されないため、相手に合わせて複数の通話アプリを使い分けているユーザーでも利用しやすいのがメリットなのです。

 書き起こし作業はほぼリアルタイムで可能。全ての処理がユーザーのPC上で完結し、外部のサーバーとデータをやり取りすることはないとの事です。利用時間や書き起こせる文字数の制限もないが、3月30日時点ではベータ版アプリのみ。 利用料は無料で、WindowsとmacOSに対応する。

日本での独占販売契約は「株式会社ブイキューブ」

 日本国内では、株式会社ブイキューブ(本社:東京都港区、代表取締役社長:間下直晃、以下ブイキューブ)が、Krisp Technologies, Inc.が提供する「Krisp(クリスプ)」の日本国内独占販売契約を締結しており、2019年11月19日より提供開始されています。

 ブイキューブは国内シェアNO.1のWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」や快適なテレワーク環境を実現するスマートワークブース「テレキューブ」など、テレワークに関するソリューション提供を行っております。

日本国内での利用は?

 日本語での利用についてはまだ言及が無く、また独占締結しているブイキューブからも利用案内開始のプレリリースが無いため、いまだ日本語版の利用はスタートしていないものと思われます。

 しかし、ブイキューブより、2023年5月から自然言語処理AIのchat-GPTを活用した「V-CUBE セミナー GPT」の提供発表がされており、セミナー講演内容の文字起こし機能による自動議事録化と、議事録から指定された文字数に自動要約する機能が実装される予定との事。

 これにより、イベントやセミナーなどに途中参加した人が、講演者がそれまで話した内容を把握することができず、理解が深まらないのを防ぐことができるそうです。
 そして、これまでのように議事録を作成する必要は無く、工数を減らし、文字による振り返りを提供することで、セミナー講演の理解を深めるものと期待され、ユーザーの利便性向上が期待されます。

 今後機能アップデートにより、一般企業でも議事録自動作成機能が浸透していくものと思われます。新情報があれば本ブログでも発信していきたいと思います。

今すぐ使える!AI文字起こしサービス「WITH TEAM」

ビジネスマン
ビジネスマン

クリスプはすごいけど、今すぐは利用できないんだね。

会社で今すぐ文字起こしサービスを利用したいけど、今すぐ使えるツールはないかな〜

会議内容の文字起こしサービスをお探しの方にオススメの「WITH TEAM」をご紹介いたします。

「WITH TEAM」ではアップロードした音声ファイル・動画を、AIが自動で文字起こし(反訳、テープ起こし)致します。下記に主な特徴を記載します。

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  • 24時間365日利用可能
  • 面倒な会員登録、操作不要。メール登録するだけですぐ文字起こし開始可能
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  • アップロードした音源は、1ヶ月後に自動削除するので、安心安全
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基本的に1時間の音源を文字起こしするのに、文字起こしする音声の半分くらいの時間がかかります。
(例:1時間の音声の場合、完成までに約30分程度)
その為、すぐに文字起こし原稿が必要な方も、安心してご利用頂けます。

また、納品原稿は、タイムコードの有無を選べるので、自分に合った使い方ができます。

■主なサービス利用者一覧

  • 出版社様
  • 大学様
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  • 法律事務所様
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